SUNYとCUNYに直接入学可能に
成績上位10%のNY州高校生
ニューヨーク州のホークル知事は、今年の施政方針演説で、州内高校の成績上位10%の生徒を、同州立大学(SUNY)とニューヨーク市立大学(CUNY)に、直接入学させる取り組みを提案した。これを受け、両校は直接入学の導入を決めた。直接入学とは、願書提出や審査などの入学手続きを経ることなく、条件を満たした生徒に入学許可書を送付する制度。この取り組みにより、同州で最も優秀な生徒が、同州内の高等教育機関内に留まることが保証される。
低所得世帯の成績優秀な生徒は、高所得世帯の生徒に比べ、選択性の低い高等教育機関への道をたどるという証拠が示されている。成績上位10%の生徒に直接入学許可を与えることで、この格差を縮小し、成績に基づいた入学許可者の多様化を図り、高等教育への障害を軽減することができるとされる。
SUNYとCUNYは、こうした取り組みが滞りなく進展するためのシステムを導入する予定だ。同様の制度は、既にテキサス、カリフォルニア、イリノイ、アイダホ各州が導入済み。SUNYとCUNYの学費は、全米で最も低く抑えられている。今回の取り組みは、州内の教育機会をさらに拡大するための新たな一歩となる。(9日、シークレットNYC)
→ニューヨークの最新ニュース一覧はこちら←