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共同通信
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【ワシントン共同】米国防総省は12日までに、米国などがウクライナに供与した約10億ドル(約1450億円)相当の軍事支援物資に関し、米当局が適切に追跡できていないとする監察総監による報告書を公表した。議会でウクライナ支援に懐疑的な見方が広がり、バイデン政権が求める追加支援予算案の審議に影響を与える可能性もある。
米国や友好国がウクライナに供与し、保管や使用状況の把握が義務付けられている約17億ドル相当の武器などのうち、約10億ドル分がポーランドの補給拠点やウクライナの前線へ送られた後、追跡できていなかった。
悪用された証拠はなく、ウクライナ側の要員不足などが原因だとした。