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共同通信
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【シドニー共同】南太平洋の島国トンガが大規模な噴火と津波に見舞われてから15日で丸2年。政府によると、家屋を失った465世帯2390人の大半が別の島などに集団移住し、新しい住宅で生活を始めた。北部の島で寸断されたままだった海底ケーブルの修理も昨年7月に完了し、全土で通信が復旧した。
「津波を昨日の出来事のように思い出す。初めての経験でとても怖かった」。被害が大きかったトンガタプ島西部で暮らす男性シオネ・シラトヌさん(77)はこう振り返り「生きるチャンスを与えられたことを神に感謝したい」と話した。
大規模噴火の津波では警報サイレンが正常に作動しなかった。これを教訓にした備えも進む。