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共同通信
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長野県軽井沢町で大学生ら15人が死亡、26人が重軽傷を負ったスキーバス転落事故から15日で8年となった。ゼミ生4人を亡くした法政大名誉教授の尾木直樹さん(77)が14日、現場近くに建てられた「祈りの碑」に献花し「守ってくれている気がする。彼らの分まで生き抜きたい」と話した。
尾木さんは花を手向けると4人の写真を広げ、静かに手を合わせた。長野地裁が昨年6月、バス運行会社の社長らを有罪としたことに触れ「画期的な判決があったと報告した」という。教員志望の学生もおり「卒業して素晴らしい先生になっていたと思うと、悔しい」と無念さをにじませた。