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共同通信
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【ジャカルタ共同】2月14日の投開票まで1カ月を切ったインドネシア大統領選で、世論調査支持率トップを維持するプラボウォ国防相(72)が、過去2回の選挙で見せた「強い指導者像」を封印し、親しみやすい“好々爺”を演じている。スハルト独裁政権時代のエリート軍人。人権侵害事件に関与した疑惑があるが、強権政治を連想させる悪印象の払拭を狙う。
SNSではプラボウォ氏をゆるキャラ化したイラストが拡散。インドネシア語で「かわいい」を意味する「GEMOY(グモイ)」が同氏を表す単語として浸透している。
有力紙コンパスは、「グモイ」戦略は実態と矛盾するとの識者の声を紹介し、注意を促した。