厚労省、食材費過大徴収で勧告

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共同通信
厚生労働省

 障害者向けグループホーム大手運営会社「恵」(東京)が食材費を入居者から過大に徴収していた問題で、厚生労働省は組織的、継続的だったと判断し、業務管理体制を改善した上で今月末までに報告するよう勧告したことが17日、関係者への取材で分かった。厚労省が特別監査を実施し、昨年末に勧告していた。本社主導のずさんな運営が国によって裏付けられた形だ。

 恵が運営する事業所の一部では利用者への虐待などの問題も発生したが、再発防止に向けた業務体制が整備されておらず、法令を順守する認識が不十分だったと指摘した。厚労省は、同社が勧告に従わない場合には改善命令を出すこともできる。

 勧告について恵本社は取材に「担当者が不在で答えられない」としている。