自民・谷川氏が議員辞職の意向

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共同通信
谷川弥一衆院議員

 自民党安倍派の政治資金パーティーを巡る事件で、高額の裏金を受領していた谷川弥一衆院議員(長崎3区)は、東京地検特捜部に自身が立件された場合、議員辞職する意向を固めた。2018年以降の5年間で派閥から4千万円超の還流を受けたものの政治資金収支報告書に記載せず、裏金にしたとされる。谷川氏は辞職意向を既に周辺に伝達した。複数の関係者が16日明らかにした。

 東京地検特捜部は谷川氏を在宅起訴か略式起訴する方向で詰めの捜査を進めている。谷川氏は関与を認めているという。

 谷川氏は当選7回で、文部科学副大臣や農林水産政務官を歴任。3月15日までに辞職すれば、4月28日に補選が実施される。