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共同通信
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東京都江東区長選を巡る公選法違反罪で在宅起訴された前区長の木村弥生被告(58)は、「クリーンな区政」を掲げ同区初の女性トップとなった。子育て支援策などに取り組んだが、事件を受け就任半年余りで辞任。区議からは区政がゆがめられたとの声が上がった。
自民党衆院議員だった父勉氏の秘書などを経て2014年、衆院比例北関東ブロックに自民から出馬して初当選し、2期務めた。区長選は、元区長の長男で自民が推薦する元都議との保守分裂に。親が育てられない子を匿名で受け入れる赤ちゃんポスト設置構想の支援を公約に掲げた。X(旧ツイッター)での発信に力を入れ、子育て世代を中心に支持を広げた。