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共同通信
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デパートなどの運営会社「水戸京成百貨店」が新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金などを不正受給していた事件で、茨城県警は18日、詐欺の疑いで同社元社長の取り調べを始めた。容疑が固まり次第逮捕する。同日、元社長の自宅も家宅捜索した。捜査関係者への取材で分かった。
同社を巡っては、従業員が出勤していたのに休んだとする虚偽の申請書類を作成し、雇調金と緊急雇用安定助成金計3億円余りを不正受給したことが昨年1月に発覚。県警は同社や元幹部宅などを家宅捜索していた。
同社は私鉄大手京成電鉄の子会社。不正発覚を受け、芹沢弘之前社長が昨年3月に辞任し、谷田部亮社長が就いた。