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共同通信
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石川県の馳浩知事は19日の記者会見で、能登半島地震により孤立した集落にとどまっていた住民らの避難がほぼ完了したとして「一つのヤマは越えた」との見解を示した。8日時点で約3300人に上っていた。輪島市と珠洲市で計26人が残っており、引き続き支援を続ける。道路の寸断など行き来は依然として厳しい状況で、復旧を急ぐ。
馳氏はまた、避難者らが一時的に地元に戻れるように輪島市、珠洲市、能登町と金沢市をつなぐバスを運行させる方針を明らかにした。
石川県によると、死者は19日午前9時時点で、災害関連死14人を含む232人が確認されている。安否不明者は輪島市が18人、珠洲市が4人で計22人。