Published by
共同通信
共同通信
【台北共同】半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が18日発表した2023年12月期決算は、売上高が前期比4.5%減の2兆1617億台湾元(約10兆円)、純利益は17.5%減の8384億台湾元だった。減収は09年以来14年ぶり、減益は4年ぶり。世界的な半導体の需要不足が響いた。
劉徳音会長は決算説明会で、熊本県の第2工場建設について日本政府と協議中だとし「(日本政府は)協力的だ」と述べた。回路線幅7ナノメートル(ナノは10億分の1)相当の製品などを製造するとの見通しを示した。
劉氏は第1工場の開所式を2月24日に行うことを確認した上で、今年の第4四半期に量産を開始する予定だと明らかにした。
23年10~12月期の売上高は前年同期から横ばいの6255億台湾元、純利益は19.3%減の2387億台湾元だった。