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共同通信
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能登半島地震を受け石川県が取りまとめている災害ボランティアの事前登録者数が、20日までに約1万1500人に達した。県外勢が約8300人で7割を占める。金沢市に開設された一部の避難所では受け入れが始まり、今後、交通インフラの復旧に伴い対象地区は広がる見通し。
専用サイトで登録すると、被災自治体側の準備が整い次第、募集日程や作業内容の案内がメールで届く。参加できる日を入力した後、人数調整があり、実際の活動予定が通知される。参加するにはボランティア活動保険への加入が必要。
当日は金沢市内に集合しバスで移動する。被災者宅の片付けやがれきの運搬、避難所の清掃活動などが想定される。
県災害対策ボランティア本部は、甚大な被害が出た輪島市や珠洲市などでは安全に活動できる状況にないとし、個別に被災地へ行くのを控えるよう求めている。
多くの避難者が身を寄せる金沢市の「いしかわ総合スポーツセンター」で17日、ボランティア活動が始まった。参加者らはテントが並ぶメインアリーナの床をシートで拭いてきれいにし、ごみを回収した。