警視正が昇任試験の問題漏えいか

Published by
共同通信
岡山県警察本部の正面玄関

 昨年行われた岡山県警の昇任試験の出題内容を事前に部下の警察官1人に漏らしたなどとして、県警が国家公務員法(守秘義務)違反などの疑いで、県警本部の50代の男性警視正から任意で事情を聴いていることが19日、捜査関係者への取材で分かった。警視正は漏えいの事実を認めているという。

 同法では、職員が職務上で知ることができた秘密を漏らしてはいけないとしている。警視正は巡査部長への昇任試験の内容を事前に知る立場にあった。部下の警察官1人に教えた疑いがあり、この警察官が県警に相談して発覚した。県警が詳しい経緯などを調べている。

 県警監察課は「現時点ではコメントできない」としている。