Published by
共同通信
共同通信
受刑者教育を描いたドキュメンタリー映画の監督や、少年院の法務教官らが受刑者の生きづらさや出所後の再犯防止について話し合うイベントが20日、岡山市内であった。「地域とのつながりがセーフティーネットになる」と、安心して本音で話せる居場所づくりや元受刑者への継続した支援の必要性を訴える意見が出た。
官民協働型の刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」を舞台にした映画「プリズン・サークル」の坂上香監督(58)は、受刑者の中には子ども時代に虐待や性暴力を受けた人が少なくないと説明。「葛藤や家庭環境を知る人が、出所後に継続的な支援をすることで彼らの心の支えになる」とした。