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共同通信
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核兵器を初めて全面的に違法化した核兵器禁止条約の発効から22日で3年。制定に携わった非政府組織(NGO)核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のメリッサ・パーク事務局長が21日、長崎市を訪れて被爆者や若者らと面会し「核の問題を軍縮や安全保障の分野にとどめてはいけない。気候変動や人権、都市開発など人間生活全てに関わっている」と訴えた。
午前、高校生の出迎えを受け、平和公園を訪問。平和祈念像前で静かに手を合わせ、鐘を鳴らした。爆心地公園で花輪をささげた後、取材に応じ「人間が他の人間に対し、なぜこのようなことができるのか。心に刺さる思いだ」と非人道性を強調した。