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共同通信
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能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市と能登町の小中学11校が22日、通常授業を再開し、2市町の全20校の休校が解消した。JR七尾線は一部区間での運転を、輪島市の保育園では園児の受け入れを再開し、各地で日常生活を取り戻す動きが活発化してきた。最大震度7を観測した地震は22日で発生から3週間。
通常授業がこの日始まるのは、珠洲市の全11小中学校のうち未再開だった2校と、能登町の全9校。2市町では、希望した中学生約140人が金沢市に集団避難している。
JR七尾線は22日から羽咋―七尾の運転を再開した。特急は一部列車のみ運行する。JR西日本と第三セクター「のと鉄道」は七尾以北の調整も進め、2月半ばまでに、能登中島までの復旧を目指す。
輪島市の「かわい保育園」では、一時預かりを再開。市内では保育園とこども園の計11園が休園しており、被災後の開園は初めて。復旧作業などの従事者の子どもが対象。平日の午前8時15分から午後5時半まで無料で預かる。21日までに未就学児の17人が申し込んだ。