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共同通信
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自民党安倍派の政治資金パーティーを巡る事件で、政治資金規正法違反の罪で東京地検特捜部に略式起訴された谷川弥一衆院議員(長崎3区)は22日、長崎県大村市で記者会見を開き、辞職届を提出したと明らかにした。裏金化した多額の還流については「飲食や会合など政治活動に使った」と説明した。
谷川氏は19日、約4300万円を収支報告書に記載しなかったとして略式起訴された。会見では「とにかく私が悪かった」と繰り返し、動機について「力をつけようと思った。力というのは論客になること。毎日勉強した。次は金を集める力だと思った」などと語った。
事件については昨年12月、報道陣の取材に応じ、質問を繰り返す記者に「頭が悪いね」との言葉を浴びせた。今月15日に自民党長崎県連の会長を辞任したが、記者会見の場に現れなかった。
谷川氏は当選7回で、文部科学副大臣や農林水産政務官を歴任。議員辞職により、公選法の規定で衆院島根1区とともに、4月28日に補欠選挙が実施される。