小・中学部書き初め大会 ~筆に想いをこめて~
育英サタデースクール マンハッタン校
新年2024年1月13日、育英サタデースクールマンハッタン校(牧野佳代子ディレクター/園児児童生徒数130名)は、毎年新春の恒例となっている書き初め大会を小学部以上で実施した。
お昼にはつきたてのもちを食べ、新年の行事をみんなで楽しんだ。国語科では書写を実施していないため、年に1回だけ毛筆を持つという子も多い。そんな中、NY育英学園書写専門講師の神谷房子指導のもと、短い時間の中、集中して一筆一筆に精魂をこめた会となった。
まずは、広い体育室に敷き詰められたシート上に正座をし、手を合わせて新年の挨拶からスタート。そして講師のデモンストレーション。それぞれのお題の文字がどういう筆さばきで書かれるのか、普段はしゃいでいる子どもたちも皆真剣な眼差しで見つめていた。そして厳かな雰囲気の中、精神統一をしながら筆を持ち、各学年与えられたお題を一2~3枚書き、その中から一番よく書けた1枚を個人の作品として提出した。
提出した作品はすべて1月20日に校内に展示される。また、優秀な書き初め作品にはそれぞれ金・銀・銅の賞が贈られる。優劣つけがたい作品の数々であるが、半紙に向かい、筆を真剣に滑らせて、背筋の伸びた姿勢は皆、金であった。それぞれの学年で、新年を迎えるにふさわしい日本の伝統行事を堪能した1日となった。
NY育英学園では、全日制および週末の補習校部門のすべてにおいて書き初め大会が実施されている。よりよい日本文化に親しんでもらいたいという思いのもと、各季節に応じたイベントがそれぞれの発達段階に応じて年間を通じて開催されている。
(記事、写真提供:育英サタデースクール マンハッタン校)
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