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気候変動を公立校の必須科目に
NY州内で動き広がる

ニューヨーク州内で気候変動問題を必須科目にする動きが広がっている。ニューヨーク・タイムズが22日、伝えた。
昨年夏にコロンビア大学が実施した環境問題の教育方法に関するセミナーに市内の公立小学校の教員39人が参加。ブロンクスにある公立(PS)第103校の教員、クリスティ・ニューメイスターさんは今学期、3年生に地球温暖化を教えた。「3年からでは遅すぎる。幼稚園から始めるべきだ」と話している。
市教育局は2月に教員500人を対象に環境教育トレーニングを行う予定。州議会には、公立校で地球温暖化を正課として教えることを義務付ける法案が提出されている。
ニュージャージー州はすでに昨年、地球温暖化教育の義務化を導入。カリフォルニア州、コネチカット州などでも始まっている。ただ、テキサス州やフロリダ州ではコミュニティーが反対。コネチカット州でも地球温暖化が人為的なものか議論させる方が教育的だという揺り戻しもある。
地球温暖化の必須科目化が一筋縄ではいかないのも事実。州が予算を確保し、トレーニングとリソースで教員を支援しなければならない。州統一試験の準備を含む目一杯のカリキュラムにどう組み入れるかも問題となる。リーディングの授業で関連する本を読ませる、昼食時のサークル活動で取り上げるなどの工夫が必要になってくる。

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