ロシアと北朝鮮の武器取引活発化

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共同通信
ウクライナ東部ハリコフにロシア軍が撃ち込んだ北朝鮮製とされるミサイルの着弾現場で消火活動に当たる消防士=2日(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ロシアが昨夏以降、北朝鮮からの武器調達を活発化させているもようだ。北朝鮮北東部の港から極東経由でウクライナ国境に近い弾薬庫まで輸送し、これまでに100万発以上の砲弾やミサイルを調達した可能性がある。ウクライナへの欧米の軍事支援先細りが懸念される中、ロ朝の軍事協力が戦局に影響を与えそうだ。

 韓国の聯合ニュースは、双方が使用した砲弾は昨夏の段階で1日あたりウクライナが最大7千発でロシアが5千発だったが、現在はウクライナが2千発、ロシアが1万発と逆転したとの分析を伝えた。NATO関係者の話として、北朝鮮は50発程度のミサイルをロシアに供与したという。