Published by
共同通信
共同通信
警察庁が通常国会に提出予定の銃刀法改正案を巡り、北海道は23日、狩猟の現場で使われている「ハーフライフル」の規制が強化されればヒグマやエゾシカへの対策に支障が出るとして、北海道の実情を踏まえるよう要望する方針を固めた。24日にも警察庁に申し入れる。複数の関係者が明らかにした。
26日召集の通常国会で、警察庁はハーフライフルの所持基準厳格化などを盛り込んだ法案を提出する方針。だが、北海道ではヒグマやエゾシカによる農林業被害が拡大。命中精度が高く、ライフルより所持しやすいハーフライフルの規制は捕獲数の低下や狩猟者の減少を招くとして、猟友会など複数の団体から反対の声が上がっている。