NYの住宅費、平均世帯で3万ドル 家計総支出の40%占める

 

NYの住宅費、平均世帯で3万ドル


家計総支出の40%占める

 

ニューヨーク市内のアパート

 

ニューヨーク市の住宅費は、平均世帯で年間約3万ドルに上っていることが、2021~22年の家賃と住宅価格を集計した州会計検査院の報告書で明らかになった。3年前と比べて、13.3%上昇した。家計総支出の約40%を占めており、全米の34%を上回っている。ニューヨーク・タイムズが22日、伝えた。

報告書は、住宅所有者の住宅ローン支払いと固定資産税、賃借人の家賃や光熱費、維持費などの住宅費を調べた。11~12年のデータから21~22年のデータまで過去10年分の移り変わりをみると、ニューヨークの支出は68%以上増加し、全米でトップだった。2位は西海岸のシアトルで、10年間で約62%増えていた。

報告書によれば、低所得世帯層で最も大きく増加した一方、中間所得世帯層も同様に増えていた。新型コロナウイルスの感染拡大が続いた20年には、家賃が下落したにもかかわらず、パンデミックの間、賃借人は大きな打撃を受けた。18~19年から21~22年までの3年間で、ニューヨークの住宅費の上昇率は全米10大都市中、7位にとどまった。ただ、23年10月までにわたり、ニューヨーク市民の18%が家賃を滞納。21年6月時点の26%よりは減少したとはいえ、全米の12%を大きく上回っている。 

 

 

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