NJ州、日本との協業に大いに期待 マーフィー州知事とファーストレディ

 

NJ州、日本との協業に大いに期待 

マーフィー州知事とファーストレディ

 

広島にも訪れた知事。能登半島地震には「心からの祈りを捧げる」とした Photo Keiko Tsuyama

 

ニュージャージーのフィル・マーフィー州知事とファーストレディのタミーさんが22日、ニューヨークのジャパン・ソサエティー(JS)で講演した。両氏は昨年10月、日本と韓国を訪問。「(訪問は)ビジネスの開拓や高等教育の分野に焦点を置き、実りが大きかった」(州知事)、「私たちは日本にとても大きな関心を抱いている」(タミーさん)と話した。

州知事は、日本からの投資や研究分野における協力をさらに深め、同州の雇用につなげる狙いを話した。同州と日本の価値観は、共有できるものが多く、投資する企業や社員の家族にもメリットがあるとした。

タミーさんは、「部屋で女性は私が1人ということも多かったが、成功した日本人ビジネスウーマンとの交流で、企業における女性の地位の向上が大切だという理解を深めた」と話した。また、中国や北朝鮮の脅威があり、日本、韓国、米国の同盟は世界で最も大切な関係だと強調した。

知事は、同州は家庭を築くのに最も適しており、アジア系住民が増加する人種の多様性に富んでいると説明。製造業、製薬、フィンテックなどが集中しており、日本からはソニー、パナソニックなどが進出している。同州と日本、韓国との経済活動は、年間130億ドル以上の効果を生み出しているという。

講演はJSが、プライベートイベントとして企業会員幹部らを招いて主催した。

 

交換留学生として日本に住んだ経験もあるタミーさん(右)と司会のジョシュア・ウォーカーJS理事長(JS提供)

 

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