タイ野党の前党首、議員復帰へ

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共同通信
「前進党」のピター前党首=24日、バンコク(ロイター=共同)

 【バンコク共同】タイの憲法裁判所は24日、最大野党「前進党」のピター前党首の下院議員資格を認める判断を示した。ピター氏は昨年5月の総選挙時に憲法で禁じられているメディア企業の株を保有していたとして、当選後の7月に議員資格をいったん停止されていたが、判断を受け議員に復帰する。資格停止中に党首を辞任していた。

 革新系の前進党は昨年5月の下院総選挙で、タブー視されてきた王室改革や徴兵制廃止を打ち出して躍進し、第1党になった。当時党首のピター氏は上下両院議員による首相指名選挙に立候補したが、両院の親軍派議員らに阻まれた。