学校での緊張緩和計画を発表
イスラエルとハマスの戦闘巡りー市教育局
クイーンズ区の高校で親イスラエルの教師に抗議する生徒らが暴動を起こすなど、イスラエルとハマスの戦闘をめぐって起きた一連の事件を受け、ニューヨーク市教育局(DOE)のバンクス教育局長は22日、公立学校における緊張の高まりに対処するための計画を明らかにした。「教育」「安全」「関与」という3つの柱からなるアプローチで、生徒に対する「具体的な結果」、教育者と保護者に対するトレーニングと支援ワークショップが含まれる。
今春から始まる同計画では、全ての中・高校の校長は「難しい会話の進め方」に焦点を当てた専門的な学習コースに参加し、「デリケートな話題に関する生徒のディスカッション」を促進するために、イスラム嫌悪や反ユダヤ主義に関する資料や教材の提供を受ける。
また、いじめや偏見を取り締まるため、学校規律規程の適用方法についての助言を受ける。これには、学校で「いじめや嫌がらせを受けたと感じる」子どもや職員を失くすため、反ユダヤ主義やイスラム嫌悪の申し立てに対する調査を優先することが含まれる。市の公立学校を支援するための異教徒間諮問委員会も設置される。ただ、DOEの発表は、生徒が受ける影響やワークショップの詳細についてはほとんど触れていなかった。(22日、ニューヨークポスト)
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