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共同通信
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【ロンドン共同】欧州中央銀行(ECB)は25日に理事会を開き、3会合連続で政策金利を据え置くと決めた。中東情勢の緊迫化でインフレが再燃する恐れがあり、金融引き締め姿勢を続けて物価や賃金の動向を見極める。
主要政策金利は4.5%、市中銀行がECBに余剰資金を預ける際の中銀預金金利は1999年の単一通貨ユーロ誕生以降で最高の4.0%で維持する。
ユーロ圏の消費者物価指数の伸び率は、前年同月比でピークを記録した2022年10月の10.6%から鈍化し、23年11月に2.4%まで下がった。ただ、翌12月は2.9%と再び加速し、先行きに警戒感が出ている。