「戦争なぜ止めぬ」憤り

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共同通信
26日、ヨルダン川西岸ラマラで、市庁舎に集まり国際司法裁判所(ICJ)のインターネット中継を見守る人ら(共同)

 【ラマラ共同】国際司法裁判所(ICJ)がイスラエルにパレスチナ自治区ガザでの軍事作戦停止を命じるかどうかに注目が集まった26日、ヨルダン川西岸の中心都市ラマラでは、作戦停止に踏み込まなかったICJの決定に「なぜ戦争を止めない」「弱腰だ」などと失望の声が相次いだ。

 ラマラは市庁舎でICJの法廷をインターネット中継し、会場には約100人が集まり行方を見守った。庁舎内にはパレスチナの旗のそばに、イスラエルを提訴した南アフリカの国旗が掲げられた。エンジニアのアフメドさん(33)は「ガザの人々の人権を守るために闘う南アに敬意を表したい」と述べた。

 ガザで深刻な人道危機が起きていることへの言及があると、真剣な表情でうなずく人も。だが軍事作戦停止の命令が出なかったことが伝わり「なぜだ」「偏っている」と不満が噴き上がった。