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共同通信
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米メタは26日、世界中で展開する交流サイト(SNS)のインスタグラムとフェイスブックで、16歳未満の利用者が見知らぬ人からのメッセージを受信できないよう、初期設定を同日以降に順次変更すると発表した。制限解除には保護者の同意が必要になる。SNS利用をきっかけに、未成年者が犯罪に巻き込まれる被害が絶えず、対策を強化する。
16歳未満の利用者が、投稿をフォローしていない人や、つながりのない人からのメッセージを受信できないようにする。未成年がつながりのない人にメッセージを送る場合は、文字のみ1件に制限する。
受信制限の対象は、日本や米国などは16歳未満、英国と欧州連合(EU)では18歳未満とする。インスタグラムとフェイスブックは、13歳未満の利用を禁止している。
警察庁によると、2022年に国内でSNSを利用して犯罪被害にあった18歳未満の未成年は1732人だった。前年と比べて4.4%減だったものの、略取誘拐や強制性交といった重要犯罪の被害は158人と過去最多を記録した。