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共同通信
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【ブリュッセル共同】国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ)は26日、南アフリカがパレスチナ自治区ガザへの大規模攻撃はジェノサイド(民族大量虐殺)条約違反だとしてイスラエルを訴えた訴訟の審理を開いた。イスラエルに軍事作戦停止などを命じる暫定措置(仮処分)の是非に関する決定を言い渡す。
暫定措置には法的拘束力があるが、強制的に執行させる手段はない。
政策として黒人を差別したアパルトヘイト(人種隔離)を撤廃した南アが昨年末に提訴。「イスラエルは集団としてのパレスチナ人の破壊を意図している」として、軍事作戦の即時停止やジェノサイド防止措置などを命じる暫定措置を出すよう求めた。