元日 NYもちつき祭
Alto 日本語補習校

ニューヨーク・ミッドタウン Alto 日本語補習校で1月1日、餅つきイベント「NYもちつき祭2024」を開催した。このイベントは、Dainobu USA,Inc., Nippon Life Benefits, Canon Solutions America, Inc. , the rice factory NY の協賛によって開催された。
一部2時間のイベントを、二部制で実施。会場いっぱいになる家族連れで賑わった。メインの餅つきでは、まずは教員がもち米から餅になる過程や、お正月に鏡餅を飾る意味などをクイズにしながら紹介し、餅つきにまつわる知識を楽しく学んだ。3升もの蒸し米が石臼に移されると、その量に驚きの声が上がる。もち米をつぶした後には、二人の教員による餅つきのパフォーマンスを実施。だんだんと速くなっていく息ぴったりの実演には、会場からは思わず歓声と拍手が上がった。
それから、子どもたちも実際に杵を手に取り、餅つきを体験した。幼児から中学生まで幅広い年齢の子どもたちが、会場の「よいしょ!」という声掛けとともに杵を下ろす。恥ずかしそうな素振りを見せていた子も、やりきった後には誇らしい笑顔を見せていた。また子どもだけでなく、大人たちも杵を振るった。
初めて杵を持った大人も「結構重いね」と言いながら、餅つきを体験。会場が一体となって餅をつき上げ、その完成を喜んだ。できたての餅をあんこやきなこの味付けで楽しむと、「おいしい」「おかわり!」とたくさんの子どもが笑顔を見せた。
会場では、餅つきのほかに屋台遊びも用意された。お祭りで定番のわたあめを自分で作ることができる。スタッフや保護者に見守られ、自分で大きく作ったわたあめは格別の味だったようだ。福引ではガラガラと音を立てながら抽選機を回し、ワクワクする高揚感を楽しんだ。
ほかにもスーパーボールすくいが用意され、会場のお祭り気分を盛り上げた。「日本文化の餅つきを実際に体験でき、良い経験になった」「餅つきや屋台・イベントという日本の習慣をNYでも子供に体験させられたのがよかった」「どのように餅を作るのかを学べ、体験もでき、出来立てのお餅を食べることができたので、とても楽しかった」との感想が聞かれ、日本の食や風習、文化に親子で触れ合えるイベントとなった。
(記事、写真提供:Alto 日本語補習校)

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