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共同通信
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岸田文雄首相による自民党岸田派(宏池会)解散の判断が、地元・広島県にも波紋を広げている。創設者の池田勇人元首相らを輩出した縁から、宏池会に愛着を持つ地方議員が多く「身勝手な判断だ」との批判や落胆の声が上がる。首相を支えてきた結束力だけでなく、次期衆院選にも影を落としかねない状況となっている。
宏池会を「溺愛している」(自民筋)首相の解散表明。広島県連の中本隆志会長代理は「出直しを図ろうとした勇気と決断力」に敬意を示したが、県連内の評価は称賛一色ではない。派閥の歴史は60年以上。広島から池田、宮沢喜一、岸田3氏を首相に送り出し「宏池会系」を自任する地方議員も多い。