袴田ひで子さん「絶対勝つ」

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共同通信
福井市内で講演する袴田巌さんの姉ひで子さん=27日午後

 1966年の静岡県一家4人殺害事件で死刑が確定し、静岡地裁で再審公判中の袴田巌さん(87)の姉ひで子さん(90)は27日、福井市内で開かれたシンポジウムで「絶対勝つと思っている」と訴え、「冤罪で苦しんでいる人とともに闘っていきたい」と死刑廃止や再審法改正を求めた。

 シンポジウムは中部弁護士会連合会が主催。死刑廃止や再審手続きの問題点を考えるために企画し、市民ら約80人が参加した。

 ひで子さんがあいさつし、拘置所での面会を繰り返した年月、2014年に釈放された瞬間を回想。再審開始となり「皆さまのお力添えがあったからこそで、本当にありがとうございます」と述べた。