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共同通信
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【マニラ共同】フィリピンのサラ・ドゥテルテ副大統領が南部ミンダナオ島ダバオで28日、改憲手続きを容易にする署名運動に反対する集会に参加した。マルコス大統領は外国投資を呼び込む改憲を支持している上、大統領を含む公職の任期などを制限する憲法規定の改正も「今後議論できる」と発言し政界で亀裂が広がる中、ドゥテルテ氏の動きは任期延長実現の障害となりそうだ。
集会には父のドゥテルテ前大統領も参加。サラ氏は「憲法を政治的利益を持つ人の手に渡す危険性を認識することが重要だ」との声明を出し、署名運動の阻止を訴えた。