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共同通信
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国内唯一の航空機整備専門会社「MRO Japan」(MJP、那覇市)は30日、千葉県成田市の貨物専門会社「日本貨物航空」から受託したジャンボ機・ボーイング747の整備業務を成田空港で開始した。2015年の設立以来、ジャンボ機を扱うのは初めて。
初日に行ったのは、ジャンボ機では約千時間の飛行ごとに実施する「A整備」と呼ばれる作業。MJPの整備士ら12人は、エンジンのカバーを開いてオイルを補充したり、車輪の格納部を検査したりした。
責任者を務めた1等航空整備士の吉田真吾さん(42)は、昨今トラック運転手不足が叫ばれている点に触れ「貨物ジャンボ機の点検は(輸送力確保の)一翼を担う。確実に整備することで貢献したい」と話した。
MJPは新規の顧客獲得に向けて、整備士の育成や事業の拡大に力を入れる。