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共同通信
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【ニューヨーク共同】米東部デラウェア州の裁判所は30日、米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の550億ドル(約8兆1千億円)を超える報酬パッケージを無効とする判断を下した。不当だと訴える株主側の主張を支持した。
複数の米メディアが伝えた。株主はパッケージが「過剰だ」などと指摘。テスラ側は株主総会で可決していると主張していた。
テスラは2018年にマスク氏の報酬を定める新制度を発表。株式時価総額や売上高などの指標が一定の基準を満たせば報酬を受け取れる仕組みで、理論上は10年間の報酬額が計550億ドル超に達する可能性があった。