珠洲の避難所、あんこう鍋に舌鼓

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共同通信
茨城県北茨城市の職員らが用意したあんこう鍋を食べる小学生=31日午後、石川県珠洲市

 能登半島地震で被災した石川県珠洲市の避難所で31日、あんこう鍋の炊き出しが行われた。茨城県北茨城市が企画。両市はともにアンコウが特産で、以前から交流があり実現した。

 北茨城市で旅館関係者らが下ごしらえしたものを持参し、珠洲市立宝立小中など3カ所で計1200食を振る舞った。近くに住む自営業谷口一満さん(50)は「年に数回しか食べられないのでうれしい。身がぷりぷりだった」と舌鼓を打った。

 東日本大震災で関連死を含め計11人の死者・行方不明者が出た北茨城市は、復興活動の一環で、各地のあんこう料理を集めた「全国あんこうサミット」を2014年から開催。珠洲市も16年から参加していた。

石川県珠洲市の避難所であんこう鍋をふるまう茨城県北茨城市の職員ら=31日午後