Published by
共同通信
共同通信
【ジュネーブ共同】国際航空運送協会(IATA)は1月31日、航空会社が有償旅客を輸送した距離を示す「有償旅客キロ」が世界全体で2023年に前年比36.9%増加したと発表した。19年の94.1%に当たり、コロナ禍前の水準に近づいた。
ウォルシュ事務局長は声明で「23年も力強い立ち直りが続いた。旅客の回復は良いニュースで世界経済に活力を供給する」と述べた。
CO2排出量が通常の燃料よりも少ない航空機用再生燃料(SAF)については、23年の生産量が全ての再生可能エネルギーのわずか3%だったと指摘。目標に掲げる50年までの排出実質ゼロを達成するにはSAFの生産拡大が必要だと強調した。