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共同通信
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自民党の財政健全化推進本部が31日開いた役員会で、「ひな壇」と呼ばれる幹部席に小渕優子選対委員長、古川禎久元法相、青木一彦参院議員が並んだ。派閥裏金事件を受け、いずれも茂木派退会を表明した顔触れ。「新しいグループができるのでは」(党幹部)と臆測を呼んでいる。
推進本部は党総裁直属の機関。古川氏が昨年10月本部長に就き、小渕氏は本部長代行、青木氏は幹事長を務める。役員の一人は「茂木派退会者の集まりに映ると思った」と苦笑し、グループ化の意図を否定した。政策集団へ移行する茂木派では、小渕氏ら8人が相次いで退会した。