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共同通信
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【ハイファ共同】昨年10月7日のパレスチナ自治区ガザでのイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘開始から4カ月が近づく中、イスラエル北部ハイファで2日、反戦集会が開かれた。ユダヤ系、アラブ系の住民約千人が参加し、即時停戦を求めた。戦闘を巡って住民間の分断が深まる中、参加者は「ユダヤとアラブの共存」も訴えた。
ハイファには比較的多くのアラブ系が暮らす。ガザの開戦後はアラブ系が不当に解雇されたり、「テロ警戒」を理由に当局に拘束されたりすることが増えているという。
参加したアラブ系の男性タミム・アブヘドさん(65)は「軍事作戦の継続はガザにもイスラエルにも平和をもたらさない」と強調した。