米兵殺害翌日に報復許可

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共同通信
3日、イラク・カイムで、米軍による空爆で大破した民兵組織の施設(人民動員隊・PMF提供、ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米CNNテレビは3日、ヨルダンでの無人機攻撃で米兵3人を殺害した親イラン武装勢力に対し、バイデン大統領が攻撃翌日の1月29日に報復としてイラクとシリアでの空爆を許可していたと報じた。米中央軍は2月2日に計画を実行した。視界を確保するために天候が重要な要素となり、タイミングを見極めていた。

 国防総省のシン副報道官は3日、MSNBCテレビの取材に対し、イラン革命防衛隊で対外工作を担う「コッズ部隊」や親イラン民兵組織が使う七つの施設で85以上の標的を空爆した作戦は「極めて成功」だったと述べた。