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共同通信
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自民党の浜田靖一国対委員長は4日のNHK番組で、派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、野党が求めている安倍、二階両派幹部らの政治倫理審査会への出席について検討する考えを示した。「説明責任を果たす意味で一番いい」と言及した。立憲民主党の安住淳国対委員長は実態解明と政治責任を追及すると述べた。
浜田氏は政治資金収支報告書に不記載のあった議員らへの聞き取り調査が今月前半にも終わると説明。「真摯に政倫審を使って説明責任を果たしていければと考えている」と言明した。関係議員に出席を促すとも語った。
安住氏は裏金に関し「脱税に近い状況だった可能性もある」と指摘し「政治責任は非常に大きい。説明もしないで改善する法律をつくりましょうというのは国民が納得しない」と強調した。
使途公開が不要な政策活動費に関し、日本維新の会の遠藤敬国対委員長は廃止と透明性の高い制度化を主張した。
共産党の穀田恵二、国民民主党の古川元久両国対委員長は企業団体献金の禁止を唱えた。