軍事動員された夫の帰還訴え

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共同通信
3日、モスクワ・クレムリン脇の「無名戦士の墓」前で花束を手にするマリヤ・アンドレーエワさん(中央)ら(共同)

 ロシア大統領府があるモスクワのクレムリン脇で3日、ウクライナ侵攻に動員された夫を持つ女性たちが、夫の早期帰還を訴える活動を行った。赤い花束を手にした女性たちは正午に、第2次大戦で戦死した兵士をまつる「無名戦士の墓」前に集合し、順番に花を手向けた。

 この日は、第2の都市サンクトペテルブルクや極東ウラジオストクなど全国から約50人が集まったという。

 リーダー格でモスクワ在住のマリヤ・アンドレーエワさん(34)は「私たちの夫は既に500日も前線に留め置かれている。普通の市民にとっては精神的負担が大きすぎる」と早期帰還を要求。夫の帰還が実現するまで活動を続けると語った。