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共同通信
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【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は4日放送の米CBSテレビの番組で、3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げする可能性は「低いと思う」と述べ、改めて否定的な見方を示した。1月31日のFOMC後の記者会見でも利下げに踏み切る可能性は現時点で「高いとは思わない」と述べていた。
また金融政策に対する11月の大統領選の影響を問われ「決断に政治を考慮することはない」と否定した。共和党候補者の指名争いでリードしているトランプ前大統領は、大統領選に勝利すればパウエル議長を再任しないと発言。選挙が近づくにつれ政治的圧力が高まるとの見方が出ている。