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共同通信
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ウクライナ侵攻を続けるロシアで、軍に動員された夫の帰還を求める妻たちの運動が続いている。第2次大戦の戦死者の墓に花を手向ける活動には次第に参加者が増え、今月3日には取材した報道陣が警察に一時拘束された。国民の結束を重視する政権にとって難題になりつつある。
「プーチ・ダモイ(家路)」と名付けられた運動は昨年始まり、年明けからは毎週土曜日に大統領府のあるクレムリン脇の「無名戦士の墓」に集団で献花している。
2月3日には、22年9月の部分動員令発出から500日になったとしてSNSで事前に参加を呼びかけ、ロシア各地から約50人が集まった。動員された父や息子の帰還を求める人も加わった。