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共同通信
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【ワシントン共同】日系人初の米国政府閣僚として2000年に商務長官となった故ノーマン・ミネタ氏が、1993年のクリントン政権発足時に運輸長官就任を打診されたが断っていたと、妻のダニーリアさん(78)が5日までに共同通信のインタビューで語った。
ミネタ氏がこの時に受諾していた場合、日系人米閣僚の誕生が7年ほど早まった可能性がある。辞退は一部で伝えられていたが、一般にはほとんど知られていなかった。
ミネタ氏は民主党のクリントン政権末期の2000~01年に商務長官、続く共和党のブッシュ(子)政権で01~06年に運輸長官を歴任。党派を超えて尊敬を集めた。