未来のゴミ収集車、試作車お披露目
サイドローダーでコンテナ持ち上げ
ニューヨーク市のアダムズ市長は1日、路上に置かれた大型ゴミコンテナを、車体の側面に取り付けられたアーム式のサイドローダーで持ち上げ、ゴミを回収する新しいゴミ収集車の試作車を発表した。発表会で、アダムズ氏は収集車に乗り込み、コンテナが空中に持ち上げられるデモンストレーションを見学した。ニューヨーク・タイムズが報じた。
新しいゴミ収集車には、衛生作業員がゴミ袋を投げ入れる部分がなくなり、代わりにイタリアの技術で設計された機械化されたサイドローダーが取り付けられている。 ニューヨーク市の街並みは非常に密集しており、ゴミの量も多いため、大型のヨーロッパ式ゴミコンテナの導入を決定。その結果、大型コンテナを処理できる専用トラックが必要となった。市衛生局は、イタリアのトリノから専門家を招き、ジョイスティックでサイドローダーを操作する試作収集車の製作を急がせた。次に、ヨーロッパ式のコンテナを購入する予定だ。
新しい収集車の導入は、ブエノスアイレスやスペインのバルセロナなどの都市で採用されている、ゴミのコンテナ化に向けた市の動きの一環だ。ただ、この取り組みには、市の大規模なゴミ収集業務を全面的に見直し、数千に上る駐車場を撤去し、緊縮財政の中、今後10年間で数億ドルを確保する必要がある。
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