屋外ダイニングの恒久的な政策決定 コロナ禍時と異なり、開放空間に

 

屋外ダイニングの恒久的な政策決定

 

コロナ禍時と異なり、開放空間に


パンデミック当時から始まった屋外席の様子(ブルックリン)

 

ニューヨーク市のアダムズ市長は2日、屋外ダイニングの恒久的プログラム「ダイニング・アウト・NYC」を発表した。 

レストランは年間を通じて屋外営業が可能。管理する市交通局の許可制で、4月〜11月末は車道脇も使用できる。施設は新型コロナ禍時のような閉鎖的空間である必要はなく、反対にオープンエア型であることが義務付けられている。この点が大きな違いで、開放感を味わうことができる。設営・撤去が容易だという利点もある。しかし、清潔と安全を確保するため、一定の基準に適合しなければならない。車椅子で入店可能であることも条件になっている。 

コロナ下で一時的な措置として始まった屋外ダイニング。コロナ後はなし崩し的に継続されていた。昨年秋、市議会が恒久化法案を可決。その後、市が積極的にコミュニティーの意見を聴取してまとめたのが今回のプログラムだ。市関係者は、屋外ダイニングを巡る種々の欠点を取り除くのに苦慮したと説明している。アダムズ氏は「これで、ニューヨーク市のアウトドア体験が根本的に変化する」とコメントしている。

屋外営業の申し込みは3月3日から受け付ける。市は夏までにはほとんどの許可を出したいとしている。(3日、amニューヨーク) 

 

歩道のスペースに出すレストラン正面やテーブル席のイメージ (ニューヨーク市交通局のホームページより)

 

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