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共同通信
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【バンコク共同】タイ政権与党でタクシン元首相派の「タイ貢献党」関係者は6日、汚職罪などで実刑を言い渡されて警察病院に入院中のタクシン氏が「恩赦で今月下旬に釈放される見通しだ」と共同通信に明らかにした。海外逃亡中だったタクシン氏が帰国した昨年8月から半年に当たる22日に合わせる可能性が高い。
タクシン氏は政界に強い影響力を保持しているが、関係者は、党の役職には就かず、政治に関わらない意向だとしている。
タクシン氏は8月の帰国後、首相在任中の汚職罪などで計8年の刑期を言い渡され、9月に国王の恩赦で1年に短縮されていた。高血圧などを理由に入院し、実質的にほとんど収監されていなかった。