群馬県の追悼碑撤去を連日非難

Published by
共同通信
群馬県立公園「群馬の森」の朝鮮人労働者の追悼碑(1月27日、上)。同県が行政代執行で撤去し更地となっていた=3日午後、群馬県高崎市

 北朝鮮の朝鮮人強制連行被害者・遺族協会は7日、同国メディアを通じて声明を発表し、群馬県が高崎市の県立公園「群馬の森」に設置された朝鮮人労働者の追悼碑を2日までに撤去したことを「耐えがたい愚弄だ」と批判した。北朝鮮メディアは6日にも、撤去は「暴挙」と伝えており、連日非難を続けた。

 声明は、日本が強制連行による被害を「明確に認定せず、いかなる清算もしていない」と主張。撤去は、日本人の「罪の意識を消し去り、清算義務を回避する」ことにつながるとして碑の復元を求めた。(共同)