被災者、1.5次避難が長期化

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共同通信
2次避難前の一時的な受け入れ先となった「いしかわ総合スポーツセンター」=1月17日、金沢市

 能登半島地震で、ホテルや旅館といった2次避難先に入るまでの間、一時的に被災者を受け入れる石川県の「1.5次避難所」で長期滞在する事例が相次いでいる。県外への避難を断る人が多く調整が難航しているのが主な理由だ。県は当初、受け入れ先決定まで1、2日と想定していたが、約2週間滞在した高齢者もいた。県の担当者は「県内に空きが少ないため」と説明している。

 1.5次避難所は、避難生活に伴う体調の悪化を防ぐなどの目的で、県が金沢市の「いしかわ総合スポーツセンター」など3カ所に設置。高齢者を中心に2次避難につなげている。6日時点で計約240人が過ごす。